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スズキ フォルクスワーゲンとの提携解消

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http://sradmotor.blogspot.jp/2010/10/vw-suzuki-inovacao-em-motos.html

自動車メーカーのスズキ株式会社(本社:静岡県浜松市)

は30日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW・本社:

ドイツ連邦共和国ウォルフスブルグ市)との資本・業務提携の

解消を求めて国際仲裁裁判所に仲裁を申し立てていた問題で、

スズキは、国際仲裁裁判所がVWに対し、保有するスズキの株式を

手放すよう命じる判断を示したと発表しました。


なぜ、提携解消を?

スズキとVWは2009年に技術開発や生産協力などを

進める前提で、資本提携すると発表し、翌10年にVWが

スズキの株式の19.89%を取得し筆頭株主となりました。

ですが2011年にはVWは、年次報告書で、「財務上、

経営上に重大な影響を与えることができる会社」として

持分法適用会社に位置づけたことが、破断となるきっかけでした。

対等の関係を求めてきたスズキは、これに不信感を募らせました。

鈴木修会長は、当時の会見で「話が全然違う」と語っています。

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またスズキはVWから思うように技術供与を受けられないと

不満を募らせ、一方VWはスズキが伊フィアット(現・フィアット

・クライスラー・オートモービルズ)からディーゼルエンジンの

調達を決めたことも契約違反と指摘しています。



“スズキは対等な関係でVWの技術を得られると期待したが

VWはスズキを徐々に支配して世界戦略に組み込みたかった”

という専門家の意見もあります。

・・それにより両社の関係が

悪化し、スズキが11年に提携の解消を求めて、国際仲裁裁判所に

仲裁を申し立てていました。

そいて、2015年8月30日、国際仲裁裁判所が、VW保有のスズキ株を売却すべき

だという判断(判決)を示し、VWが保有するスズキの全株式(19.9%)を

手放すことになり、正式に提携解消となりました。


今後は・・

鈴木会長は“再婚することはないどろう”“「裁定に満足しており、

愚痴は避けたい。過去については『沈黙は金なり』ということで、

コメントは差し控える。これからどう前向きに自動車業界で生きて

いくかを考えたい”とコメントしております。

また、今後はどの会社とも提携することは、いまのところ

なさそうです。


・・・エネチャージが好評であり、自社開発ハイブリッドの新型ソリオの発売などで

小型車の販売台数増を狙っているスズキ。

まだまだ、燃費を伸ばしていくか・・今後の活躍にも期待です。